日銀は日銀の考え方で対応

甘利明経済再生担当相は20日、閣議後の会見で、原油安などで日銀の物価安定目標達成が難しくなってきていることについて、「日銀の独立性にかかわるところだ」としたうえで、「日銀は日銀なりの考え方で対応を示されると思う」と語った。

2年をめどにできるだけ早期に2%の物価上昇率を目指すとしている点については「それをどう評価するかということと、もうひとつは総合物価を構成するエネルギー価格、油価がかつての半分以下で物価への影響がある。それらを勘案してどういう説明を日銀がされるかだ」と指摘。

「それ(原油安)を勘案すればこの辺の物価水準はそこそこその道筋をたどっていると話すのか、日銀の見解をうかがってみたい」と述べた。

19日に発表された消費者態度指数が改善したことに関しては「マインド全体が改善しつつあるのは大事なことだ」と指 摘。賃上げに関する企業経営者の発言が続いていることもあり、「景気の気の部分がいい空気になっているのではないか。この気が具体的な景気実態に反映して いくよう政策運営に取り組みたい」との考えを示した。

今年の春闘での賃上げに関しては「理想はベアが行われることだ」とする一方で、「経営者からみると自信が相当ないと全体の底上げには踏み切れない。政府が、この景気回復が一過性のものでないという環境を作り、それを示すことが大事だ」と述べた。